昔の会社と今の会社で求められるものが違いすぎる。

今勤めている会社は、基本的にとても良い会社だと思う。自分に比較的合っていると思う。でも、やっぱり勤める会社を変えるのは、異国に住むのと同じような大変さがある。

 

根本的に、会社で苦労する根本的な原因は「文化が違う」こと。

例えば国の文化でいうなら、日本は玄関で靴を脱ぎます、お箸でご飯を食べます、みたいなアレだ。会社レベルでいえば、この会社では上司を役職で呼びます、とか、全員さん付けです、とかそういうアレだ。そして、文化が違えば何もかもが変わってくる。使う言葉も、話の流れも、物事の進め方も、細かなルールも。

 

今勤めてる会社と昔勤めてた会社で特に違うのが、個人の立ち回り方。今の会社をX社、比較する昔の会社をY社としよう。X社では、個人がどれくらい貢献するかが大事で(もちろん協調しながら)、積極性を求められる。単に仕事を回すだけじゃなく、意見を求められる(注1)。でも前の会社は正反対だった。いや、仕事回すことはもちろん求められていたけど、意見は全く求められていなかった。大体中途の社員なんかは最初は発言しようとするのだけど、だんだん察して発言しなくなる。そして誰もが発言しなくなる。

例えば、会議します。主力事業「モリモリ森太郎」というキャラクターゲームをどうやって売っていきましょうかというのがアジェンダだったとしましょう。役職者席に着く。関係者1、2、3、4、5、6、7、8、9、10人くらい同席する(無駄に同席する)。そして議論にならない議論スタートする。役職者発言する。「やっぱりB代理店に頼むのがいいと思うんだよ。」一同「(うなずく)」、即同意。そして、即同意するにも関わらず、なぜか会議続く。1時間くらい続く。

(注1)これが当たり前だと思った人。あなたの会社は恵まれてます。

 

今の会社は意見とか案出しを求められる。ただ、Y社でのクセがついたのか、なかなか意見を言えない。いや、Y社のせいにするのはよくないけど、私はもっと意見出すタイプだったはずだ。もうX社の社員なんだから、もっと思考回路開放してX社のやり方に慣れなければ。。。

 

参考迄に、私が昔勤めた会社はどんな職場風景だったかリンクを貼っておきましょう。


オママゴト仕事 - 木を見て森を見ず

 


君の1年はそんなに安くない。 - 木を見て森を見ず