初めてのものは受け入れやすいから、何かあると自分を責めがちになる。

「初めてのもの」というのは受け入れやすい。初めて住む場所(実家)・土地(生まれた土地)、初めて付き合う人…etc...

 

初めてのものは、自分の中に比較対象がないので、それが「普通」になる。例えば機能不全家族であっても、「小学校高学年になって初めて友達の家に遊びに行って、うちの家がおかしいことに気付いた」とか、就職で引っ越して「初めて他の土地に住んで地元が田舎だったことに気付いた」とか、よくある話だ。

 

会社であっても同じ事がいえる。こないだ、今の会社の新卒プロパー社員のAさんと飲んだ。Aさんは入社*年目の社員で、その職種で*年といえば大体仕事も一通り覚え、一人でもそこそこ仕事を回せているような年数だ。

 

でもAさんは仕事を回していない。そもそもあまり任せてもらっていない。最初、Aさん自身は「自分は仕事がデキないのかな?だからやらせてもらえないのかな?」と思ってたらしい。ただ、やっぱり客観的に見てみると、Aさんは仕事が出来ないわけではない。

 

実際のところ、「上の人達」に下の人間を活かすとか教育するという観点が欠如していて、小間使いしかやらせてないだけなのだ。ちなみに、Aさん自身さすがに*年は長過ぎるので、もしかして自分からも言ってみた方がいいのかな?と思って思い切って上長に相談したら、まともに取り合ってもらえなかったらしい。

※後日談としては、人不足の為にようやくまともな仕事をやらせてもらえることになったので、結果的には解決しそうではある。

 

初めてのものはなんでもそれが「普通」に思えてしまうから、自分が何か疑問に思っても「自分がおかしいのかな?」と思いがちだ。でも案外、疑問に思ったことはまさしく「おかしい」ことなので、外と比較してみると確信出来たり、客観的なことがわかると思う。

 

ま、わかったところで、解決出来るかはその後の自分の行動と、運次第なんだけどね。。。